お気に入りの腕時計が止まってしまったり、車のスマートキーの反応が悪くなったり、あるいは子供が夢中で遊んでいるおもちゃの音が急に鳴らなくなったりしたとき皆さんは替えの電池をどこへ買いに行きますか。以前であれば家電量販店の電池コーナーまでわざわざ足を運んだり、急ぎの場合は近くのコンビニで定価で購入して「やっぱり高いな」と少し痛い出費を感じたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな日常の「困った」を解決してくれる心強い味方が今や生活インフラの一部とも言える100円ショップ、特に感度の高いアイテムが揃う「セリア」です。でも実際に店舗に行く前に「セリアにボタン電池は本当に売ってるのか?」「CR2032やSR626といった特定の型番がちゃんと置いてあるのか?」と不安になることもありますよね。
また安さゆえに「100均のボタン電池は使っても大丈夫なのか、すぐに切れるのではないか」という品質への疑問や100均ボタン電池のダイソーとセリアの比較、そして使い終わった電池の安全な捨て方など知っておきたいポイントは意外とたくさんあります。もし店舗で見つからない場合はAmazonでも買えるのかといった代替案も含めて今回はセリアの電池の種類や売り場、そして安全性について私の実体験と徹底的なリサーチをもとに詳しくお話ししていこうと思います。
※クリックするとAmazon公式サイトに飛びます。
※期間内の解約で料金はかかりません。
この記事の内容
- セリアで買えるボタン電池・コイン電池の全種類と対応機器がわかる
- 複雑な電池の型番(CR、SR、LR)の違いと正しい選び方が理解できる
- 100均電池の安全性や「すぐ切れる」という噂の真相がクリアになる
- 使用済み電池の正しい絶縁方法と適切な廃棄ルールが身につく
セリアのボタン電池の売り場と取り扱い種類

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
いざ「電池を買おう」と意気込んでセリアの店舗に入ったものの、広い店内の中で電池売り場がどこにあるのか分からず、店内を何周もしてしまった……なんていう経験はありませんか?
まずはセリアにおけるボタン電池の基本的な売り場情報と実際にどのようなラインナップが展開されているのか、その全貌を深掘りしていきましょう。
セリアにボタン電池は売ってる?
まず結論から申し上げますとセリアには驚くほど豊富な種類のボタン電池が売っています。「100円ショップには単3や単4などの一般的な乾電池しか置いていないのではないか」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、それはもう過去の話です。
現在のセリアは生活雑貨だけでなくデジタル小物やホビー用品のラインナップ強化に力を入れており、それに伴ってそれらの機器を動かすための電源であるボタン電池の品揃えも飛躍的に向上しています。
私自身、先日愛用している歩数計の電池が切れてしまい急いで最寄りのセリアに駆け込んだのですが、お目当ての電池があっさりと見つかりその在庫の豊富さに感動しました。
一昔前なら、特殊なサイズのボタン電池は「大きな電気屋さんに行かないと手に入らない」というのが常識でしたが、今のセリアはその常識を完全に覆しています。
特に都市部の大型店舗だけでなく、地元の標準的な規模の店舗でも主要な型番はほぼ網羅されているため「急に電池が必要になった!」という緊急時における頼もしさは、コンビニエンスストア以上と言っても過言ではありません。
またセリアでボタン電池を購入する最大のメリットはやはりその「価格」です。家電量販店では1個300円から500円程度で販売されている大手メーカー製のボタン電池がセリアなら1個、あるいは2個入りで110円(税込)で購入できます。
この圧倒的なコストパフォーマンスは家計を預かる主婦の方やお小遣いでゲームを楽しむ学生さんにとって、非常に大きな魅力ですよね。ただし店舗によっては在庫状況が異なる場合もありますので確実に手に入れたい場合は事前の確認が必要ですが、私の経験上「行って無かった」というケースは極めて稀です。
店舗になければAmazonでも買える
ここまで「セリアがいかに便利か」を力説してきましたが正直に申し上げますと、セリアも決して万能ではありません。「わざわざ店舗に行ったのに、欲しい型番の棚だけ空っぽだった」「古い海外製の時計に入っている『SR●●』という見たこともない型番が、取り扱いリストにそもそも載っていなかった」という経験、皆さんにも一度はあるのではないでしょうか。
特にクリスマスやハロウィンなどのイベントシーズン前にはLEDライトや装飾品に使う電池の需要が急増するため、店舗の在庫がごっそりなくなっていることも珍しくありません。
また結婚式の二次会やライブのペンライトなどで電池が30個、50個と必要になった場合、セリアの店頭在庫を買い占めるのは気が引けますしそもそも在庫が足りないことが大半です。
そんな「大量に必要な時」や「店舗で見つからない時」こそ無理に何店舗も100均をハシゴして時間を無駄にするのではなく、Amazonや楽天市場などのネット通販を利用するという選択肢を強くおすすめします。実はネット通販には100円ショップすら凌駕するメリットが存在するのです。
圧倒的なコストパフォーマンスと「業務用」の存在
100円ショップの電池は「1個または2個で110円」が基本ですが、ネット通販の世界には「業務用トレイ」や「バルク品」と呼ばれる販売形態があります。これは過剰なパッケージを廃し、厚紙に電池がずらりと並んだだけの簡素な状態で売られているものです。
例えば需要の高い「CR2032」の場合、Amazonで探すとノーブランド品や海外メーカーの互換品であれば、10個入りや20個入りで数百円という商品が見つかります。これを1個あたりの単価に換算すると、驚くべき結果になります。
購入場所 |
|---|
| 販売形態の例 | 価格(税込) | 1個あたりの単価 | |
|---|---|---|---|
| セリア | 2個入りパック | 110円 | 55円 |
| コンビニ | 1個入りパック | 約300円 | 約300円 |
| Amazon (互換品) | 20個入りシート | 約500円〜700円 | 約25円〜35円 |
| Amazon (大手メーカー) | 5個入りパッケージ | 約400円〜500円 |
約80円〜100円
ご覧の通りネット通販でまとめ買いをするとセリアの約半額、コンビニの約10分の1という破格の値段で入手できる可能性があるのです。特にLEDキャンドルを大量に並べる場合や子供のおもちゃで頻繁に電池交換が必要なご家庭にとっては、このコスト差は年間で考えると馬鹿になりません。
ネット通販で購入する際の注意点と選び方
ただし「安ければ何でも良い」というわけではありません。ネット通販には玉石混交の商品が溢れており、失敗しないためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ネット通販での失敗を防ぐチェックポイント
- レビューの「使用期限」を確認する
あまりにも安すぎる商品は、在庫処分品で使用推奨期限が迫っている場合があります。
商品ページや直近の購入者レビューを見て、期限に余裕があるか確認しましょう。 - 「ノーブランド」のリスクを理解する
1個20円程度の激安互換品は大手メーカー品に比べて寿命が短かったり、初期電圧が若干低かったりする「個体差」があることがあります。
重要な機器(車のキーや医療機器)にはメーカー品を選び、消耗の早いおもちゃやライトには互換品を選ぶといった使い分けが重要です。 - 送料に注意
商品自体は安くても、送料がかかってしまってはセリアより高くなります。
Amazonプライム会員かどうか、あるいは「◯◯円以上で送料無料」の条件を満たしているかを必ずチェックしてください。
また最近ではパナソニックやマクセル、ソニー(現ムラタ)といった国内一流メーカーの電池でも、5個入りや10個入りの「逆輸入パッケージ」などがAmazonで安く販売されています。「品質は譲れないけれど、少しでも安く買いたい」という方は、こうした並行輸入品を探してみるのも一つの賢いテクニックです。
賢い使い分けの結論:急ぎはセリア、計画的ならAmazon
最終的に、私が実践している「電池調達の最適解」は以下の通りです。
私のおすすめ使い分けルール
- セリアで買うべき時
「今すぐリモコンの電池を替えたい」「1個か2個あれば十分」「外出ついでに手軽に買いたい」という、緊急性が高く必要数が少ない場合。 - Amazonで買うべき時
「イベントで大量に使う」「子供のおもちゃ用にストックしておきたい」「補聴器用電池を定期的に補充したい」「店舗にない特殊な型番が必要」という、計画的でまとまった数が必要な場合。
セリアという便利な実店舗と、Amazonという巨大な倉庫を状況に応じて使い分けることこそが、現代における最もスマートで経済的な「電池のある暮らし」だと言えるでしょう。
ボタン型電池はどこに売ってる?売り場を調査
広いセリアの店内で、小さなボタン型電池を迷わずに見つけるための「売り場攻略法」をお伝えします。私がこれまでに数十店舗のセリアを調査した結果、ボタン電池が陳列されている場所には明確な法則があることが分かりました。基本的には以下の3つのエリアを重点的にチェックすれば、ほぼ間違いなく見つけることができます。
セリアでの主な電池売り場ベスト3
- 第1位:電気小物・PC用品・スマホ用品コーナー
ここが最も可能性が高いエリアです。
スマートフォンの充電ケーブル、イヤホン、SDカードケースなどが並んでいる棚の並びに電池専用のフックが設置されていることが大半です。
特に、モバイルバッテリーやLEDライトなどの近くを探してみてください。 - 第2位:レジ横の棚
コンビニと同じようにセリアでも「ついで買い」を誘うためにレジのすぐ近くや並んでいる列の横の棚に、アルカリ乾電池と一緒にボタン電池が陳列されているケースがよくあります。
会計直前に「あ、そういえば電池も必要だった!」と思い出させてくれる配置ですね。 - 第3位:文具・事務用品コーナー付近
意外な穴場がここです。
電卓や電子メモパッド、小型のライト付きペンなどが置かれている近くに対応するボタン電池がひっそりと置かれていることがあります。
もし電気小物コーナーで見つからない場合は、ここを覗いてみると良いでしょう。
それでも見当たらない場合は、遠慮せずに店員さんに声をかけましょう。「電気小物のコーナーはどこですか?」と聞けば、スムーズに案内してもらえます。またセリアの店員さんは親切な方が多いので、スマホで電池の型番の写真を見せながら「これと同じ電池はありますか?」と尋ねるのも確実な方法です。電池はパッケージが小さく他の商品に埋もれて見落としがちなので、プロの手を借りるのが一番の近道かもしれません。
セリアの電池の種類一覧をチェック
セリアで扱っている電池は多岐にわたりますがこれらを正しく理解して選ぶことが、機器を故障させずに長く使うための絶対条件です。一般的に「ボタン電池」と一括りにされがちですが正確には化学組成によって「アルカリボタン電池(LR)」「酸化銀電池(SR)」「リチウムコイン電池(CR)」、そして補聴器用の「空気亜鉛電池(PR)」に分類されます。これらはサイズが似ていても、電圧や放電特性が全く異なるため適当に選ぶのは厳禁です。
以下にセリアの店頭でよく見かける主な電池の種類と特性を詳しくまとめました。購入前のチェックリストとしてご活用ください。
記号 |
|---|
種類 | 電圧 | 主な用途 | セリアでの特徴 | |
|---|---|---|---|---|
LR | アルカリボタン電池 | 1.5V | 子供のおもちゃ、LEDライト、電卓、防犯ブザー | 最も安価。2個入りパックが主流。電圧が徐々に下がるため、時計には不向き。 |
SR | 酸化銀電池 | 1.55V | クォーツ腕時計、電子体温計、露出計 | 電圧が最後まで安定している。精密機器には必須。1個入りで販売。 |
CR | リチウムコイン電池 | 3.0V | 車のスマートキー、PCマザーボード、リモコン | 3Vの高電圧。自己放電が少なく長期保存に強い。2個入りが多い。 |
PR | 空気亜鉛電池 | 1.4V | 補聴器専用 |
使用直前にシールを剥がして酸素を取り込む。大型店で取り扱いあり。
【重要】型番のアルファベットを一文字も見逃さないで!
例えばサイズが全く同じ「LR41」と「SR41」という電池があります。これを混同するとどうなるでしょうか。
100均の安いLR41を高級な腕時計に入れると、最初は動きますが、すぐに時間が遅れたり止まったりします。
逆に、安価なおもちゃに高価なSR41を入れるのは単なるコストの無駄です。
必ず「元の電池と同じ記号」のものを選ぶ癖をつけましょう。
定番のCR2032とcr2025の在庫
現在、セリアの電池売り場で最も売れているいわば「エース級」の商品がこのリチウムコイン電池ではないでしょうか。特にCR2032という型番は、現代生活のあらゆるシーンで必要とされています。
トヨタやホンダ、日産など多くの自動車メーカーのスマートキー(キーレスエントリー)をはじめ、デスクトップパソコンのマザーボード(CMOS電池)おしゃれなLEDキャンドル、さらにはポケモンGOプラスのようなウェアラブルデバイスまでとにかく用途が広いです。
セリアではこのCR2032が信頼できるメーカー(三菱電機製など)のパッケージでなんと2個入り110円で販売されていることが多く、これは驚異的な価格設定です。コンビニエンスストアで同じものを買おうとすると1個入りで300円近くすることもありますから、セリアで買えば実質6分の1程度のコストで済む計算になります。このコスパの良さを知ってしまうともう他では買えなくなりますよね。
一方で購入時によくあるトラブルがcr2025との取り違えです。パッケージをよく見るとCR2032とCR2025は直径が同じ20mmなのですが、末尾の2桁が示す通り、厚みが異なります(32=3.2mm、25=2.5mm)。
- CR2032指定の機器にCR2025を入れた場合
薄すぎて電極に届かず、スカスカで通電しない(電源が入らない)。 - CR2025指定の機器にCR2032を入れた場合
厚すぎて蓋が閉まらない、あるいは無理に閉めて機器を破損させる。
どちらもセリアの同じフックに並んで陳列されていることが多いため、急いでいるとつい間違えて手に取ってしまいがちです。レジに行く前に、必ずパッケージの数字を指差し確認することをおすすめします。
時計用のSR626や小型のLR41
腕時計の電池が止まってしまったとき「時計屋さんに持って行くと交換代で1,000円〜1,500円くらいかかるし、預けるのも面倒だな」と放置してしまった経験はありませんか?実は一般的なアナログ時計(クォーツ式)の多くに採用されているSR626(またはSR626SW)という酸化銀電池もセリアなら110円で手に入ります。
以前はSR系の酸化銀電池はプロ用の部材という扱いが強く、ホームセンターですら置いていないことがありましたがセリアではしっかりとラインナップされています。
裏蓋を開けるための専用オープナーもセリアの工具コーナーで売られていることがあるので自分で交換にチャレンジすれば、トータル220円で愛用の時計を復活させることが可能です。ただし防水時計や高級ブランド時計の場合はパッキンの劣化やキズのリスクがあるため専門店に任せるべきですが、普段使いのカジュアルウォッチなら自分で交換するのもDIYの楽しみの一つと言えるでしょう。
また小型の携帯ゲーム機やペンライト、電子体温計などによく使われるLR41もセリアの定番商品です。このサイズの電池は子供のおもちゃで3個〜4個まとめて使うことが多く、消耗も激しいのが悩みどころ。
家電量販店で買うと結構な出費になりますがセリアなら2個入りパックが基本で、時には三菱製などの高品質なものが手に入ります。「おもちゃの電池交換貧乏」になっているパパ・ママにとってセリアのLR41はまさに救世主と言える存在です。
キーレス等のCR1632やCR1616
車のキーレスエントリー(スマートキー)の電池交換を自分でしようとして蓋を開けたとき「あれ?いつものCR2032じゃないぞ?」と戸惑ったことはありませんか?実は車種やメーカー、キーの形状によってはCR2032よりもひと回り小さいCR1632や、非常に薄いCR1616が使われているケースが少なくありません。具体的にはスズキの軽自動車やダイハツ車の一部、古い年式のトヨタ車などでこれらのサイズが見られます。
「さすがにこんなマイナーなサイズは、100均には置いてないだろう」と諦めてカー用品店に向かう前に、ぜひ一度セリアを覗いてみてください。私の経験では大型店でなくてもこれらの特殊サイズがしっかりとラインナップされている確率が高いです。特にCR1632は最近のウェアラブル端末などでも採用例が増えており、需要が高まっているためか在庫が安定している印象を受けます。
ただしCR2032のように「どこにでも大量にある」というわけではなく、フック1列分だけひっそりと置かれていることが多いです。もし見つけた場合は次回の交換用に予備として1つ買っておくのが賢い選択かもしれません。キーの電池は出先で突然切れるとドアが開かなくなったりエンジンがかからなくなったりしてパニックになるため、ダッシュボードの中にセリアで買った予備電池(絶縁した状態で)を入れておくと心の平穏が保てますよ。
セリアのボタン電池の安全性と他店比較

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
「100円の電池って、安すぎて逆に怖い」「すぐ切れたり、液漏れして機器が壊れたりしないの?」という不安、正直なところありますよね。安物買いの銭失いにはなりたくないものです。ここではセリアの電池の安全性や品質について、そして競合であるダイソーとの違いについていち消費者としての視点から冷静かつ徹底的に分析してみます。
100均のボタン電池は使っても大丈夫?
結論から申し上げますとセリアで売られているボタン電池は、普通に使っても全く問題ありませんし、危険でもありません。むしろ、コストパフォーマンスを考えれば非常に優秀な製品だと言えます。
実際にセリアの売り場に行ってパッケージの裏面をよく見てみるとわかりますが、並んでいるのは「三菱電機ホーム機器」や「マクセル(Maxell)」といった誰もが名前を知っている国内有名メーカーのブランドロゴが入った製品、あるいはそれらのメーカーが製造に関わっているOEM製品がほとんどです。これらは日本の厳しいJIS規格(日本産業規格)やメーカー独自の品質基準をクリアしており、100円ショップ向けにわざと品質を落とした不良品を集めているわけでは決してありません。
ではなぜこんなに安いのでしょうか。それは過剰な包装を省いたり、流通ルートを効率化したり、大量発注によるスケールメリットを生かしているからです。つまり中身の電池自体は家電量販店で売られているものと遜色ないケースが多いのです。
「パッケージが開けにくい!」という声の正体
最近「セリアの電池を買ったけど、手で開かなくてイライラした!ハサミがないと無理!」という口コミを見かけます。
実はこれ品質が悪いのではなく「誤飲防止パッケージ」という高度な安全対策が施されている証拠なんです。
乳幼児が誤って電池を飲み込む事故を防ぐため、指で押し破れない強靭なパッケージが採用されています。
開けにくいのは「優しさ」の裏返しだと思って、ハサミを使って開封しましょう。
100均ボタン電池のダイソーとセリアの比較
100円ショップ業界の二大巨頭であるダイソーとセリア。電池の購入先としてどちらが良いのか、迷うこともありますよね。私が実際に両方の店舗を回って商品を比較調査した結果、明確な違いが見えてきました。
- ダイソーの強み:圧倒的な「量」と「自社ブランド」
ダイソーの電池売り場は、自社プライベートブランド(DAISOロゴ)の商品が中心です。
その最大の魅力は「入り数の多さ」です。
例えば、アルカリボタン電池なら他店が2個入りのところを3個〜4個入りで販売していたりします。
質より量を重視する場合や、とにかく安く大量に欲しい場合はダイソーに軍配が上がります。 - セリアの強み:安心の「メーカー品」と「質」
一方、セリアは自社ブランドを前面に出すのではなく、三菱電機やマクセル、FDKといった「ナショナルブランド」のパッケージをそのまま陳列する傾向が強いです。
入り数はダイソーより少ない(例えば1個入り)場合もありますが、「聞いたことがないメーカーの電池を使うのは不安」「精密機器に入れるから信頼性を重視したい」という保守的な層には、セリアのラインナップが刺さります。
どちらも品質に致命的な差はありませんが「お得感のダイソー」「安心感のセリア」という使い分けが、個人的な最適解だと感じています。
セリアのボタン電池の活用と廃棄まとめ

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
最後にセリアでボタン電池を購入して活用する際のポイントと、記事の中で最も重要と言っても過言ではない「使用済み電池の捨て方」についてまとめます。
ここを間違えると、火災事故などの重大なトラブルに繋がる可能性がありますのでしっかり確認してください。
まずセリアの電池は「メーカー品が多く、コスパ最強」です。
子供のおもちゃ、キッチンタイマー、リモコンなどの日常使いの機器には迷わずセリアの電池を活用して家計を節約しましょう。
ただしアナログ時計には必ず電圧の安定した「SR(酸化銀)」電池を選び、「LR(アルカリ)」は避けるという基本ルールだけは守ってください。
そして使い終わった電池の処分方法です。
多くの方が「不燃ゴミの日に袋に入れて出せばいいんでしょ?」と考えていますが、それは非常に危険です。
【警告】捨てる時は必ず「絶縁」処理を!
ボタン電池を裸のままゴミ袋にまとめて入れると、電池同士が重なり合いプラス極とマイナス極が接触してショート(短絡)します。
残量がわずかでもショートすると高熱を発し、破裂や発火の原因となります。
実際にゴミ収集車での火災事故も多発しています。
捨てる際は、必ず電池の表と裏(プラス極とマイナス極)全体を覆うようにセロハンテープやビニールテープを巻き付けて「絶縁」してください。
絶縁した後の具体的な廃棄ルートは、電池の種類によって異なります。
- リチウムコイン電池(CR / BR)
水銀を含まないため、多くの自治体で「燃やさないゴミ」や「有害ゴミ」として収集されています。
お住まいの自治体のゴミ出しルールに従って排出してください。 - ボタン電池(LR, SR, PR)
これらは微量の水銀を含んでいる可能性があったり、貴重な金属資源を含んでいたりするため一般ゴミではなく「回収」が推奨されています。
家電量販店、時計店、補聴器店などに設置されている「ボタン電池回収缶」に入れてください。
残念ながら、セリアの店舗には回収ボックスが設置されていないケースが多いです。
そのためセリアで買った電池であっても、処分する際は近くの電気屋さん(ケーズデンキ、ヤマダ電機、ビックカメラなど)やホームセンターに持ち込むのが確実です。
お近くの回収協力店は、以下のサイトで検索することができます。
回収協力店は(出典:一般社団法人電池工業会『ボタン電池回収協力店の検索』)で検索できます。
たかが100円、されど100円。
セリアの電池を正しく選び、安全に使い、そして責任を持って捨てること。
このサイクルを回すことで、私たちの生活はより便利で安全なものになります。
この記事が皆さんのお買い物の参考になり、少しでも生活の役に立てば嬉しいです。
- ※本記事の情報は執筆時点のものです。
店舗によって在庫状況や取り扱い商品は異なります。
また小さなお子様がいるご家庭では、電池の保管場所や誤飲事故には十分ご注意ください。
万が一飲み込んだ場合は、直ちに医療機関を受診してください。
※クリックするとAmazon公式サイトに飛びます。
※期間内の解約で料金はかかりません。



























