セリアでLED電球を探していると、売り場には本当にたくさんの電球の種類が並んでいて驚きますよね。私も先日、家の電球が切れたのでセリアに行ったのですが電球の40W相当や電球の色を選ぶのについ悩んでしまいました。
セリアで電球がどこに売っているか探すところから始まり果たして電球の100W相当はあるのか、E17口金ならキャンドゥのLED電球E17タイプやAmazonでも買える製品と比較したほうがいいのかといろいろ考えてしまいます。そもそも今ある電球をLEDに変えて使っても大丈夫なのか、LED電球を使ってはいけない場所はあるのかといった基本的な疑問も出てきますよね。
それにLED電球は10年持たないのはなぜかという寿命の話やもしLED電球を1ヶ月つけっぱなしにしたら電気代はいくらになるのかというコスト面も気になるところです。この記事ではそんな疑問をひとつひとつ解消しながら、100円ショップの電球を上手に活用するコツをご紹介します。
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この記事の内容
- セリアで買えるLED電球のスペックと選び方がわかります
- 調光器や密閉器具など使ってはいけない場所を理解できます
- ダイソーやネット通販との賢い使い分けが見えてきます
- 電気代や寿命などLEDにまつわる疑問がスッキリ解決します
セリアのLED電球のスペックと選び方

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
100円ショップの電球と聞くと「安かろう悪かろう」なんてイメージを持つ方もいるかもしれませんが、最近のセリアのLED電球は侮れません。まずはお店に行く前に知っておきたい基本的なスペックや売り場での選び方について整理しておきましょう。ここを知っておくだけで買い物での失敗がぐっと減りますよ。
セリアの電球はどこの売り場にある?
いざ「電球を買おう!」と思ってセリアに行っても、広い店内を歩き回って「あれ、電球ってどこだっけ?」と迷子になってしまった経験はありませんか?生活雑貨から文房具まで何でも揃うセリアだからこそ、目当ての小さな電球を見つけるのは意外と大変なんですよね。
私の経験上、LED電球は「電気小物コーナー」に置かれていることがほとんどです。目印としては白い電源タップ(延長コード)やスマホの充電ケーブル、電池などが並んでいるエリアを探してみてください。これらは「電気」というカテゴリーでまとめられていることが多いので、その近くにひっそりとしかし種類豊富に並んでいるはずです。
また店舗の規模やレイアウトによっては、少し違う場所に置かれていることもあります。例えばおしゃれな雑貨が多い大型店舗では「インテリアコーナー」の照明器具売り場に、ペンダントライトのシェード(傘)と一緒にディスプレイされていることもあります。セリアはDIY好きのユーザーも多いので「照明を自作する」という文脈で電球が置かれているんですね。
店員さんに聞くときのコツ
もし売り場が見つからなくて店員さんに聞くときは「LED電球」と言うよりも「スマホの充電器とか電池がある売り場はどこですか?」と聞くと、よりスムーズに案内してもらえることが多いです。
電球自体は小さな箱に入っていて見落としがちなので、まずは大きな目印となるコーナーを目指しましょう。
パッケージは非常にシンプルで白や茶色の箱に入っているものもあれば、透明なブリスターパックに入っているものもあります。特に「40W相当」や「電球色」といった文字が大きく書かれていますが箱が小さいので、棚の下の方に陳列されていると見逃してしまうことも。しゃがんでじっくり探してみると探していたサイズが見つかるかもしれませんよ。
E17など電球の種類を確認しよう
電球を買うときに最も重要で、かつ最も失敗しやすいのが「口金(くちがね)」のサイズ選びです。口金とは電球の根元にある金属のネジ部分のこと。このサイズが照明器具のソケットと合っていないと、どんなに良い電球を買っても絶対に取り付けることができません。
家庭で一般的に使われている口金サイズは、大きく分けて以下の2種類です。まずはこれを確実に押さえておきましょう。
- E26(直径26mm)
昔ながらの裸電球と同じサイズ。
トイレ、洗面所、お風呂場、廊下のダウンライトなど家庭内のメインとなる照明で最も多く使われている太めのサイズです。 - E17(直径17mm)
E26より一回り小さいサイズ。
小型のダウンライトやシャンデリア、クリップライト、おしゃれなスタンドライトなどで使われることが多い細めのサイズです。
セリアではこの両方のサイズが販売されています。パッケージの右上や正面に非常に大きく「E26」や「E17」と書かれているので、これを必ず指差し確認してください。「たぶんこっちだろう」という勘で買うと帰宅してから「入らない!」と絶望することになります(私も経験済みです)。
定規がない時の確認テクニック
「家の電球が切れたから買いに来たけど、サイズを測ってくるのを忘れた!」という場合でも、簡易的に見分ける方法があります。
「親指」を使う方法
- 親指の太さと同じくらいなら「E26」
- 中指や小指くらいの細さなら「E17」
あくまで目安ですが大人の男性の親指の幅はおおよそ25mm前後なので、E26に近いサイズ感になります。E17は明らかにそれより細いので、直感的に見分けることができます。もちろん一番確実なのは「切れた古い電球をお店に持っていくこと」です。これなら間違いようがありませんよね。
また稀に「E12」や「E11」といったさらに特殊なサイズを使っている照明器具もありますがセリアでの取り扱いは少ないか、置いていない場合が多いです。もしE26でもE17でもない気がする場合は、ホームセンターや家電量販店で探すのが無難かなと思います。
電球の色や40W相当の明るさについて
口金サイズが合っていても光の色や明るさがイメージと違うと、部屋の雰囲気が台無しになってしまいます。セリアのLED電球を選ぶ際にチェックすべき「色」と「明るさ」について、詳しく見ていきましょう。
部屋の雰囲気を決める「色温度」
セリアの店頭には、主に以下の2種類の色のLED電球が並んでいます。
色の種類 |
|---|
光の特徴 | おすすめの設置場所 | |
|---|---|---|
電球色(Warm White) | オレンジがかった温かみのある光。リラックス効果が高い。 | 寝室、リビングの間接照明、トイレ、和室、ダイニング |
昼白色(Daylight White) | 太陽光に近い自然な白い光。色がはっきり見え、活動的な気分になる。 |
洗面所(メイク用)、クローゼット、書斎、キッチン
「どっちを選べばいいの?」と迷ったら、その部屋で「何をしたいか」を考えてみてください。夜ゆったり過ごしたい場所なら「電球色」、作業をしたり服の色を選んだりする場所なら「昼白色」がおすすめです。ちなみにパッケージには「電球色」「昼白色」と漢字で大きく書かれているほか、色のイメージ写真(オレンジっぽい部屋や白っぽい部屋の写真)が載っているのでそれを参考にすると良いでしょう。
「40W相当」ってどれくらいの明るさ?
次に明るさですがセリアで販売されているLED電球のほとんどは、税込110円という価格を実現するために「40W相当」(全光束:約485ルーメン前後)までの明るさに設定されています。
「40W相当」といってもLED自体の消費電力は4W~5W程度しかありません。「昔の白熱電球の40Wと同じくらいの明るさですよ」という意味ですね。正直なところこの明るさは「メインの照明としては少し物足りない」と感じることが多いです。
例えば6畳の部屋全体を照らすシーリングライトの代わりや、広めのリビングをこれ1つで明るくするのは無理があります。一方で、以下のような用途なら十分な明るさを発揮してくれます。
- トイレや狭めの廊下
- 洗面台のダウンライト(2灯ついている場合など)
- ベッドサイドの読書灯
- ウォークインクローゼットの補助照明
「とりあえず明かりがつけばいい」「眩しすぎない方が落ち着く」という場所には、セリアの40W相当はコスパ最強の選択肢です。逆に「部屋の隅々まで明るくしたい」という場合は、光量不足で目が疲れてしまう可能性があるので注意が必要です。
電球の100W相当は売っている?
リビングやダイニングなど、家族が集まる広い場所では「もっと明るい電球が欲しい!」「100W相当(約1520ルーメン以上)はないの?」と思うこともありますよね。以前、読者の方からも「セリアで100WのLEDを探したけど見つからなかった」という声をいただきました。
結論から申し上げますと、現在セリアでは100W相当のLED電球は販売されていない可能性が高いです。(※店舗によっては例外があるかもしれませんが、私は見たことがありません)
これには明確な理由があります。LED電球で100W相当という強力な明るさを出すためには、以下の2つの大きな壁があるからです。
- 放熱(熱対策)のコスト
明るいLEDほど発熱量が増えます。
その熱を逃がすための高品質なヒートシンク(放熱板)や部品を使う必要があり、100円(税抜)の原価では製造できません。 - 部品のコスト
高輝度なLEDチップそのものが高価です。
100円ショップのビジネスモデルは「100円で売ること」が前提です。無理に100円で100W相当を作ろうとすると放熱が追いつかずにすぐに壊れたり、危険な発熱を起こしたりするリスクがあります。そのためセリアなどの100円ショップでは、安全かつ安価に製造できる「40W相当」やせいぜい「60W相当(ダイソーなどの高額商品)」がラインナップの限界となっているのです。
もし100W相当の明るさが必要な場合は迷わず家電量販店に行くか、Amazonなどで信頼できるメーカー製(パナソニックやアイリスオーヤマなど)を購入することをおすすめします。明るさは「生活の質」に直結するので、ここはお金をかけるべきポイントかなと思います。
キャンドゥのLED電球E17もおすすめ
「セリアにお目当てのサイズがなかった...」という場合は、同じ100円ショップの「キャンドゥ(Can★Do)」を覗いてみるのも一つの手です。実は、100円ショップによって仕入れている電球のメーカーやラインナップには微妙な違いがあるんです。
特にE17口金の小型電球に関しては、時期によってはキャンドゥの方が種類が豊富なことがあります。例えばセリアでは見かけなかった「ミニクリプトン球」に近い形状のものや、配光角(光の広がり方)が広いタイプなどが置かれていることも。
価格はもちろんセリアと同じ110円(税込)です。もし近所にキャンドゥがあるなら、両方の店舗を「ハシゴ」して見比べてみるのも楽しいですよ。パッケージのデザインは違っても中身のスペック(明るさや色)は似ていることが多いですが、キャンドゥ独自の「これは!」という商品に出会えるかもしれません。
またダイソーは100円商品だけでなく300円や500円の高価格帯商品も扱っていますが、キャンドゥやセリアは「100円ショップらしさ」を守っている印象がありますね。消耗品である電球を100円で調達できるのは、私たち消費者にとって本当にありがたい存在です。
Amazonでも買えるLED電球
ここまで100円ショップの電球を紹介してきましたが、「セリアやキャンドゥだと明るさが足りない」「家中の電球をまとめて交換したい」というシーンもあるでしょう。そんな時は、Amazonなどのネット通販を活用するのが賢い選択です。AmazonでLED電球を買うメリットは、単に「家まで届けてくれる」だけではありません。
Amazonで買うべき3つの理由
- 明るさの選択肢が豊富
100円ショップにはない「60W相当」や「100W相当」の高輝度モデルが選び放題です。 - まとめ買いで高コスパ
2個入り、4個入り、6個入りなどのセット販売なら1個あたりの価格が数百円程度に抑えられることが多く、実は100円ショップとそこまで大差ないコスパになることも。 - 機能性が高い
「調光器対応」「密閉器具対応」「人感センサー搭載」など、高機能なモデルが確実に見つかります。
特に「STYLED(スタイルド)」や「アイリスオーヤマ」といったメーカーの製品は価格と性能のバランスが非常に良く、Amazonのランキングでも常に上位に入っています。これらのメーカー品は設計上の安全マージンもしっかり取られているため、寿命のバラつきも少なく安心して使えます。
私のおすすめの使い分け術
リビングやダイニングなど長時間点灯して明るさが必要な「家の顔」となる場所には、Amazonで買った信頼性の高いメーカー製のLED電球を使う。
一方でトイレ、廊下、クローゼットなど点灯時間が短くそこまで明るさが必要ない「サブ照明」には、セリアの110円電球を使う。
このように適材適所で使い分けるのがお財布にも優しく、快適な明かりを手に入れるベストな方法かなと思います。
セリアのLED電球を使う前の疑問

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
安くて便利なセリアのLED電球ですが、いざカゴに入れようとすると「本当に家の照明に使って大丈夫なの?」「安すぎて火事になったりしない?」と不安になることもありますよね。ここでは購入前に知っておきたい技術的な疑問や、やってはいけないNG行為について詳しく解説します。ここを読み飛ばすと、電球がすぐに壊れてしまう原因になるので要注意です!
電球をLEDに変えて使っても大丈夫?
「今まで普通の電球(白熱電球)を使っていたんだけど、勝手にLEDに変えても平気?」という疑問を持つ方は多いはずです。基本的には口金のサイズ(E26やE17)さえ合っていれば、LED電球に交換しても問題ありません。
むしろLEDに変えることで消費電力が下がり、発熱も減るので、照明器具への負担は軽くなります。しかし、いくつか注意点があります。それは「照明器具との物理的な干渉」です。
1. 電球のサイズ(外径)の問題
昔の白熱電球はガラス製でコンパクトでしたがLED電球は根元の部分に電子回路が入っているため、白熱電球よりも少し「首が太い」あるいは「全長が長い」場合があります。特にセリアなどの安価なLED電球は小型化の技術コストを削っているため、サイズが大きめになりがちです。
その結果、ダウンライトの穴に入らなかったり、カバーにぶつかって閉まらなかったりすることがあります。購入前に、今の電球と照明器具の隙間にどれくらい余裕があるか確認しておくと安心です。
2. 重さの問題
LED電球は放熱材や回路が入っている分、白熱電球よりも少し重くなります。一般的な天井照明なら問題ありませんが、アームが細いクリップライトやバネで支えている古い器具の場合、重みで首がお辞儀してしまったり、外れやすくなったりする可能性があります。
3. 光の広がり方(配光)の違い
白熱電球は360度全体に光が広がりますが、安価なLED電球は「下方向のみ」を照らすタイプが多いです。これをリビングの全体照明に使うと「真下は明るいけど、天井付近が暗くて部屋全体がどんよりする」という現象が起きることがあります。セリアの電球は基本的にこの「下方向タイプ」が多いので、全体を照らしたいペンダントライトなどには不向きな場合があることを覚えておきましょう。
LED電球を使ってはいけない場所
ここが今回の記事で一番重要なポイントです!
セリアの110円のLED電球には、絶対に使ってはいけない場所(器具)が存在します。これを無視して取り付けると、電球がチカチカ点滅したり「ボンッ」という音と共に壊れたり、最悪の場合は発煙・発火の原因になります。
【危険】以下の器具には絶対に使用しないでください
NGな場所・機能 |
|---|
理由とリスク | |
|---|---|
調光機能付きの器具 | 壁のスイッチがダイヤル式やスライド式で、明るさを調整できる器具。100円のLED電球は調光回路に対応していないため、過電流が流れて回路が破損したり、激しい点滅(フリッカー)を起こしたりします。「100%点灯」の状態でも使用NGです。 |
密閉型器具 | お風呂場や玄関灯、キッチンの手元灯など、電球がガラスやプラスチックのカバーで完全に覆われる器具。熱が逃げ場を失い、内部のコンデンサが高温になって寿命が極端に縮みます。数週間で切れることもあります。 |
断熱材施工器具(SB/SGI/SG形) | 天井裏に断熱材が敷き詰められているダウンライト。「SB」などのマークが器具に貼ってあります。これも熱がこもるため、専用のLED電球でないと火災のリスクがあります。 |
人感センサー・リモコン付き器具 |
センサーやリモコンがついている高機能な器具。微弱な待機電流が流れていることがあり、LED電球がうっすら光り続けたり、点滅したりする誤作動の原因になります。
セリアの電球のパッケージ裏面には、これらの注意書きが必ず記載されています。しかし字が小さくて読み飛ばしてしまう方も多いのが現状です。「調光器対応」「密閉器具対応」と明記されていない限り、これらの場所には絶対に使わないというルールを徹底しましょう。もしこれらの場所に使いたい場合は、少し高くてもホームセンターで専用のLED電球を購入してください。
LED電球は10年持たないのはなぜ?
「LEDは寿命40000時間、1日10時間使っても約10年持つ!」という宣伝文句をよく耳にしますよね。でも実際には「100均のLEDを買ったけど、半年で切れた」「1年もたなかった」という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。なぜLED電球は「10年持たない」ことがあるのか。その最大の原因は、「熱」です。LEDの光る部分(チップ)自体は確かに長寿命です。
しかし家庭用のコンセントの電気(交流100V)をLEDが光る電気(直流)に変換するための「電源回路(コンデンサなどの電子部品)」が、電球の根元に内蔵されています。この電子部品は熱に非常に弱く、高温になりすぎるとパンクしたり容量が抜けたりして故障してしまいます。
特に100円ショップの安価なLED電球は、コストカットのために放熱設計(ヒートシンクの材質や大きさ)がギリギリまで削られている場合が多いです。そのため以下のような状況で使うと、熱がこもって回路が早期に寿命を迎えてしまいます。
- 空気が循環しない狭い器具に取り付けた
- 夏場の暑い部屋で長時間つけっぱなしにした
- 個体差でたまたま熱に弱い部品が使われていた(当たり外れ)
公的機関の資料などを見てもLED照明の寿命は「光束が70%に落ちるまでの時間」と定義されていますが、これはあくまで理想的な環境下での話です。100円の電球に関しては「10年持ったらラッキー、1〜2年持てば元は取れた」くらいの感覚で使うのが、精神衛生上も良いかもしれませんね。(出典:環境省 COOL CHOICE『あかり未来計画』)
LED電球1ヶ月つけっぱなしの電気代はいくら?
「しまった!旅行に行っている間、ずっと玄関の電気を消し忘れていた」
「子供が廊下の電気をつけっぱなしで寝ちゃった」
こんな経験、誰にでもありますよね。昔の白熱電球を使っていた頃なら、翌月の電気代の請求書を見るのが怖くて青ざめていたところです。しかしセリアのLED電球に変えていれば、そんな心配はもう過去のものかもしれません。LEDの最大のメリットである「圧倒的な省エネ性能」について、具体的な数字を使って徹底的にシミュレーションしてみましょう。
セリアのLED電球(40W相当)で計算してみる
計算のモデルにするのは、セリアで最も一般的な「40W相当のLED電球」です。消費電力はメーカーによって多少前後しますが、ここでは一般的な約4.4Wとして計算します。また電気料金単価は、昨今の電気代高騰を考慮して、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)を使用します。
- 【計算条件】
消費電力:4.4W(0.0044kW)
電気代単価:31円/kWh
点灯時間:24時間 × 30日間(720時間) - 【計算式】
0.0044kW × 720時間 × 31円 = 98.208円 - 【結果】
1ヶ月つけっぱなしでも、たったの「約98円」
いかがでしょうか。丸々1ヶ月間、一瞬たりとも消さずに点灯し続けても缶コーヒー1本分にも満たない金額なんです。「電気代がかかるからこまめに消しなさい!」と目くじらを立てていたのが嘘のような安さですよね。
白熱電球と比較するとその差は歴然
では、これがもし従来の「白熱電球(40W形・消費電力36W)」だった場合はどうなるでしょうか。同じ条件で計算してみます。
- 白熱電球の計算式: 0.036kW × 720時間 × 31円 = 803.52円
その差は一目瞭然です。比較しやすいように表にまとめてみました。
電球の種類 |
|---|
1ヶ月(24時間)の電気代 | 1年間の電気代 | |
|---|---|---|
セリアLED電球 | 約98円 | 約1,176円 |
白熱電球 | 約804円 | 約9,648円 |
差額(節約額) | 約706円お得! |
約8,472円お得!
なんとたった1つの電球をLEDに変えるだけで、月に約700円、年間で8,000円以上もの節約になります。セリアのLED電球は1個110円(税込)ですから「白熱電球から交換して5日ほどつけっぱなしにする」だけで、本体代金の元が取れてしまう計算になります。これほどコストパフォーマンスの高い投資は、他になかなかないのではないでしょうか。
「あえてつけっぱなし」という新しい選択肢
電気代がこれだけ安いと分かれば、これまでの「こまめに消す」という常識を覆して「あえてつけっぱなしにする」という使い方が現実的になります。月額100円のコストで得られるメリットを考えてみてください。
- 防犯対策として
玄関や勝手口の電気を夜間ずっとつけておくことで在宅を装い、泥棒や不審者を寄せ付けにくくします。
セキュリティ会社にお金を払うより遥かに安上がりです。 - 安全対策として
高齢者や小さなお子さんがいる家庭では廊下や階段の電気を常夜灯としてつけっぱなしにすることで、夜間の転倒事故を防げます。 - ペットのために
仕事で帰りが遅くなるとき暗い部屋で待たせるのが可哀想なら、リビングの補助照明をつけておいてあげることができます。
もちろん地球環境のためには無駄な電気を使わないに越したことはありません。ですが「消し忘れてしまった時の罪悪感」から解放されるだけでなくたった100円で家族の安全や安心が買えると思えば、必要な場所では積極的に点灯しておくのも賢い選択だと言えるでしょう。
家の中にまだ熱くなる白熱電球が残っているならそれが切れるのを待たずに、今すぐセリアに走ってLED電球に交換することをおすすめします。交換したその瞬間から、チャリンチャリンと節約が始まりますよ。
セリアのLED電球を賢く使うまとめ

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
ここまでセリアのLED電球についてスペックや選び方、注意点などを深掘りしてきました。
100円ショップの電球は使い方さえ間違わなければ、私たちの生活を助けてくれる素晴らしいアイテムです。
最後にこれまでの内容を振り返りつつ、セリア led 電球を賢く活用するためのポイントをまとめます。
- 適材適所で使い分ける
トイレ、廊下、ウォークインクローゼットなど点灯時間が短い場所やそこまで明るさを求めない場所にはセリアの電球が最適です。
逆にリビングなどのメイン照明にはメーカー品を選びましょう。 - スペックを必ず確認する
「E26」か「E17」かの口金サイズと「40W相当」という明るさの限界を理解して購入しましょう。
60Wや100W相当が必要なら他のお店へGOです。 - NGな場所を守る
「調光器付き」「密閉器具」「断熱材施工器具」には使わない。
これを守るだけで、故障やトラブルの9割は防げます。 - DIY素材としても優秀
セリアの電球はデザインがシンプルでおしゃれなのでペンダントライト風にリメイクしたり、インテリアの一部として飾ったりするのもおすすめです。
たかが電球、されど電球。
110円で買えるセリアのLED電球は、コストパフォーマンスという点では間違いなく最強クラスです。
でもその安さの裏には「機能の制限」があることも事実です。
その制限を正しく理解して「ここはセリアで十分」「ここは良いやつを使おう」と使い分けることが、賢い消費者の第一歩ではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考に今度の週末はセリアの電気小物コーナーを覗いてみてください。
ご自宅の環境にぴったりの電球が見つかり、お部屋も家計も明るくなることを願っています。
※本記事の情報は執筆時点のものです。
店舗によって在庫状況や取り扱い商品は異なります。
また、製品の仕様は予告なく変更される場合があります。
電気製品の使用にあたっては必ず製品パッケージの注意事項をよく読み、ご自身の責任において正しくご使用ください。
配線工事が必要な場合や器具の適合に不安がある場合は、電気工事士などの専門家にご相談ください。
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